スバルXVの2019年マイナーチェンジでは何が変わったのか?2018年改良との違いをまとめる

スバルXVとは スバルXVとは
スバルXVとは

現行のスバルXVは、2017年にフルモデルチェンジされた3代目だ。

フルモデルチェンジした後に、2018年10月と2019年11月にマイナーチェンジを実施している。

スバルのマイナーチェンジは「年次改良」と称され、ほぼ毎年「新型」が発表される。

ここでは、2017年モデルのスバルXVの、2018年10月改良モデルと2019年11月改良モデルの違いについてまとめる。

スバルXV2018年改良モデルと2019年改良モデルの相違点

筆者が購入したスバルXVは「2018年改良モデル」である。

購入から半年も経たずに新型が発売され、筆者の愛車は早々に旧型になってしまった。がっかり。

スバルXVの2019年改良とはどのようなマイナーチェンジなのか?

直前のモデルである2018年モデルとの違いについてまとめる。

尚、ここにまとめる内容は、筆者の拙い調査によるものなので、内容に不備があっても一切の責任は負えない。

悪しからずご了承くださいませ。

アイサイト・ツーリングアシストが全車に標準装備

2019年改良では、アイサイトツーリングアシストが全グレードで標準装備されている。

アイサイト・ツーリングアシストとは、アイサイト3の機能アップ版。

アイサイトのバージョンは3が最新だが、このアイサイト3の機能をアップさせたものが「アイサイト・ツーリングアシスト」だ。

アイサイト4にしてもいいような気もするが、アイサイト・ツーリングアシストとして搭載されている。

では、アイサイト・ツーリングアシストとは、アイサイトをどのように機能アップさせたものなのだろうか?

下記にまとめてみる。

全車速追従機能付クルーズコントロールの上限速度の改良

アイサイトの機能の一つに「全車速追従機能付クルーズコントロール」がある。

これは、前を走る車についていきながら、自動で加減速して走行するという機能だ。

この全車速追従機能付クルーズコントロールには、自車の車速による作動条件があり、一定の範囲内の速度で走行中の時にだけ使用できる。

この速度に関する条件が、2019年改良では変更されている。

2018年改良モデルと2019年改良モデルの、全車速追従機能付クルーズコントロール作動車速の違いについて下記にまとめる。

スバルXVモデル 車速
2018年改良モデル 0km/hから100km/h
2019年改良モデル 0km/hから120km/h

表のように、全車速追従機能付クルーズコントロールが作動する速度範囲が広がったという変更だ。

この「全車速追従機能付クルーズコントロール」という機能は、とても便利で筆者もお気に入りの機能の一つだ。

今回の改良で、作動速度の上限が引き上げられたが、特別に羨ましいと思えるような改良ではない。

筆者の感覚では、速度上限が100km/hでも十分に便利だからだ。

車線中央維持・先行車追従操舵機能(アクティブレーンキープ)

アイサイトには「アクティブレーンキープ」という走行中に車線を飛び出さないように、ハンドル操作をサポートする機能がある。

「ツーリングアシスト」では「アクティブレーンキープ」の機能が改善されている。

通常のアクティブレーンキープ機能は、道路の区画線を認識してハンドル操作をサポートする。

それに対して、「ツーリングアシスト」では、道路の区画線に加えて、前方を走る車も認識しながら、ハンドル操作をサポートしてくれる。

どちらもハンドル操作をサポートする機能だが、ツーリングアシストの車線中央維持・先行車追従操舵機能の方が、ハンドル操作のサポート条件が広いので、より自動運転に近づいた印象になる

また、車線中央維持・先行車追従操舵機能が作動する条件として、自車の速度がある。

この速度に関する条件が、2019年改良では変更されている。

2018年改良モデルと2019年改良モデルの、車線中央維持・先行車追従操舵機能を使用できる車速の違いについて下記のまとめる。

スバルXVモデル 車速
2018年改良モデル 60km/hから100km/h
2019年改良モデル 0km/hから120km/h

上記の表の通り、2019年スバルXVでは、0km/hから車線中央維持・先行車追従操舵機能が作動する。

これは大きな変更だ。

車線中央維持・先行車追従操舵機能(アクティブレーンキープ)は便利な機能なのだが、筆者の愛車である2018年モデルのXVでは、車速が60km/h以上にならないと作動しないのだ。

この改良はちょっと羨ましい。

X-MODEが2つのモードを選べるようになる

スバルXVは、1.6i EyeSight以上のグレードでX-MODEが標準装備されている。これは2018年モデル・2019年モデル共通の仕様だ。

2019年モデルのXVでは、このX-MODEが2モードタイプになり、「SNOW・DIRT」モードと「DEEP SNOW・MUD」モードを選択出来るようになった。

2018年モデルでは、X-MODEは搭載されているものの、モード選択機能はなく、1つのモードでしか動作しない。

筆者がスバルXVを選んだ大きな理由が、X-MODEだったので、この変更は大きな改良だと思う。

これはとても羨ましい改良だ。スバルXVが、さらにフォレスターに近くなったような変更といえるのではなかろうか。これは素晴らしい。

2.0リッター以上のモデルにe-BOXERが搭載される

スバルXVの2リッター以上のモデルは、全車e-BOXERを搭載することになった。

モーターとエンジンが協業して推進する、今風の仕組みであるハイブリット機構が2.0リッター以上のグレードでは標準になった

e-BOXERの是非とか好みとかがあるだろうから、この辺の改良は良し悪しでは判断出来ないだろう。

また、e-BOXERが標準となったことで、スバルXV2.0リッターモデルの車両価格は大幅に上昇してしまった。この価格上昇を許容できるユーザーには、好意的に受け入れられる改良なのかもしれない。

ちなみに筆者は、1.6リッターモデルなので、この改良はあまり関係ない。

価格差

新型スバルXVの2019年モデルと2018年モデルの価格(車両本体価格ー消費税抜き)を比較する。

1.6i EyeSight 2019年モデルと2018年モデルの価格差

  価格
2018年改良モデル 1,980,000円
2019年改良モデル 2,000,000円
価格差 20,000円

1.6i-L EyeSight 2019年モデルと2018年モデルの価格差

  価格
2018年改良モデル 2,10,000円
2019年改良モデル 2,120,000円
価格差 20,000円

2.0e-L EyeSight 2019年モデルと2018年モデルの価格差

ここでは、スバルXVの2019年モデルである2.0e-L EyeSightと2018年モデルの2.0i-L EyeSightの価格を比較する。

  価格
2018年改良モデル 2,320,000円
2019年改良モデル 2,410,000円
価格差 90,000円

2.0e-S EyeSight 2019年モデルと2018年モデルの価格差

ここでは、スバルXVの2019年モデルである2.0e-S EyeSightと2018年モデルの2.0i-S EyeSightの価格を比較する。

  価格
2018年改良モデル 2,500,000円
2019年改良モデル 2,610,000円
価格差 110,000円

Advance 2019年モデルと2018年モデルの価格差

  価格
2018年改良モデル 2,62,000円
2019年改良モデル 2,660,000円
価格差 40,000円

それぞれのグレードごとに、スバルXVの2019年改良モデルと2018年改良モデルの価格を比較した。

やはり、2.0リッターモデルは、e-BOXERが標準装備されたことが影響しているのだろうが、すごく高くなっている

それに比べて、1.6リッターモデルは2万円という小幅な値上げだ。

ツーリングアシスト機能やX-MODEの機能が向上しているにも関わらず、2万円の価格差で収まっているのは、お買い得なのではなかろうか。

これはちょっと悔しい。。。。

2.0リッターモデルは微妙な値付けという印象。。。

e-BOXERなんか不要というユーザーにとっては、かなりの値上げになってしまうから。

スバルXVの最新モデル2019年改良版は機能が益々成熟してきた

スバルXVの2019年改良をまとめてみた。

1.6リッターモデルについては、お買い得な改良に感じる。一方、2.0リッターモデルはe-BOXERの価格が重い。

e-BOXERを好むユーザーにとっては良い改良なのだろう。多分。

インプレッサの派生車として産声を上げたスバルXVは、モデルチェンジを繰り返して、どんどん装備が立派になっている。

アイサイトもX-MODEもついて、更にSUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)もありという、スバルも本気でXVを売ろうとしている感じがする。

自分の乗っている車種がマイナーチェンジして新モデルになった後に、旧型となってしまった愛車と比較するのはちょっと気が重い作業だった。

今回のスバルXVの年次改良も、スバルの意気込みを感じられるマイナーチェンジなのではなかろうか。

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